カーボンの向きについて
一般的にはあまり意識されないことですが、カーボンには向きがあることをご存知ですか?
平織りカーボンと綾織りカーボンのページでも触れていますが、カーボンパーツは縦糸と横糸を一定のパターンで編み込んだシートを使って製作されます。
このシートを縦向きに使うか横向きに使うかで、光の陰影によって「左上がりの模様」あるいは「右上がりの模様」に、見え方が変わるのです。
実用上の影響はありませんので、どちらが正しいというものではありません。
ですが例えばトヨタ(レクサス)は左上がり、ベンツは右上がりといった具合でメーカーごとに独自の基準をある程度は設けているように感じられます。

レクサス IS-F 純正パネル

メルセデスベンツ SL63 純正パネル
これらの点をふまえ、モビリアでは原則として国産車の場合には左上がり、輸入車用のパーツの場合には右上がりの模様になるように製作をおこなっております。